坐骨神経痛(ざこつしんけいつう)とは、腰から足にかけて伸びている「坐骨神経」が何らかの原因で圧迫・刺激されることで、腰、お尻、太もも、ふくらはぎ、足先などに現れる痛みやしびれの総称です。
病名ではなく、あくまで**「症状」**の名前を指します。
1. 主な症状
お尻から足にかけての痛み: 鋭い痛みや、電気が走ったようなピリピリ感。
しびれ: 足先までしびれることもあれば、一部だけのこともあります。
筋肉の張り: ふくらはぎがパンパンに張る、足に力が入らない。
感覚の異常: 足が冷たく感じたり、逆に熱く感じたりする。
症状は片足だけに現れることが多いですが、原因によっては両足に出ることもあります。
2. 代表的な原因
多くの場合、腰椎(腰の骨)に問題が起きることで発生します。
腰椎椎間板ヘルニア: 骨の間にあるクッション(椎間板)が飛び出し、神経を圧迫します。若い世代から働き盛りの方に多いのが特徴です。
腰部脊柱管狭窄症: 加齢により神経の通り道(脊柱管)が狭くなる状態です。50代以降に多く、しばらく歩くと痛み、休むと楽になる「間欠性跛行(かんけつせいはこう)」が見られます。
梨状筋(りじょうきん)症候群: お尻の深いところにある筋肉が硬くなり、その下を通る坐骨神経を締め付けてしまう状態です。